「勉強に至る以前の悩み」(その1)

 

 この歳になってようやく、親に対して、

『小学生の時に、お金を出して塾に通わせてくれて、ありがたかったなあ』

『学費の高い私立の学校に通わせてくれたこと感謝だなあ』と思えるようになりました。

 

 小学生、中学生の頃はそんなこと微塵も考えたことがありませんでした。

 ですから他人に対して全く偉そうには言えないのですが、正に今うちの塾に通っている小・中学生も、大半はそんな感じなのでしょう。

 

 塾をしていて私が常に思うこと、それは

『お母さまから授業料をいただいているのだから、何としてでもこの子の成績を上げなければならない』

という使命感です。

 

 ですが、当の本人は、親の心子知らずで、

 

『塾に行くの嫌だなあ・・・』

『勉強したくないなあ・・・』

 

です。

 

 そんなお子さまにあの手この手を使い、日々奮闘している、それ今の塾長(=私)です。

 

 さて、今回お話したいのは、そういったお子さまではなく、

勉強はしたい、しなければならないと切に思いつつも、「勉強以外」の悩みを抱え、勉強が思うようにできないお子さまについてです。

 

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「不登校」

「起立性調節障害」

「学校での人間関係」

「心身の病」

 

と言ったものです。

 

 最近、不登校のお子さまがますます増えている、とよく耳にします。

 当塾にも上記のような悩みを抱えている生徒さんはいますし、過去にもいました。

 

 生徒さん本人はもちろんなのですが、

それ以上にお母さまが心配されているケースは多いです。

 それだけわが子への愛情が深いということでしょう。

 

 私がこの塾を立ち上げた時の思いは、

 

『勉強で困っているお子さんを救ってあげたい』

『豊かな人生を歩むお手伝いをしたい』でした。

 

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 悩みを持つお子さまの保護者さま、

特にお母さまは今、本当に不安で憂鬱な日々を過ごされています。

 

『いつになったら以前のように学校に行けるようになるのかしら・・』

『このままだったら、この子の将来はどうなるのかしら・・』

 

 あまりにも不安な日々が続くので、

「悩んでも仕方がない、何とかなる」と空元気ながらも、くじけそうな気持ちを奮い立たせている方もいらっしゃるでしょう。

 

 ですが、お母さま、

 

私が塾で見ている限り、

 お子さまはゆっくりではあっても立派に前を向いて歩いていますよ

 たとえ、人とはほんの少し歩むルートが違っても自身と向き合いながら日々過ごされていますよ

 

 無責任な言い方になってしまったのなら大変申し訳ないですが、

『お子さまは、これからの長い人生の中で、

今本当に貴重な経験を身をもってされている』んだと思います。

 

 少なくとも、

そういった悩みを抱え、

その状況を自身でも何とか脱しなければと心の奥底では奮闘し、

でもなかなか思うように進めない、

こういった葛藤と対峙しているんです。

 

 だからこそ、自分と向き合ったことで自身を知り、人のありがたさや、感謝、思いやりの心が持て、より深い人間に成長されることと信じています。

 

 もちろん、それは明日や来月ではないでしょう。

一年後、数年後、10年後かも知れません。

ですが、無駄な経験など全くもってなく、

「今」は豊かな人生、幸せな人生につながるための”ワンシーン”なんだと思います。

 

 

 これが、塾で実際にお子さまを見ている私が感じることです。

 

 そして、お母さま、

今、不安な思いで過ごされているお母さまも

お子さまと同じくらい、

今、大変貴重な経験をされているんだと思います。

 

 かくいう私も、それなりの経験をした一人なのですが、 

今はもう少し、「時間」が必要なのではないでしょうか。

  

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 今悩みを抱えている生徒さん、

そんな生徒さんをこれからも見守り、少しでも力になれたら、

そう願いながらこれからも塾を続けていきたいと思います。

  

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 神戸市中央区三宮町(三宮・元町)個別指導個人学習塾 「順進塾」

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